就職浪人

就職浪人を経験した僕が伝えておきたい現実【年金・親・奨学金・扶養・学費】

「就職浪人することを親に報告しなきゃ…」

「年金保険料の支払いって、就職浪人中は免除されるのかな…?」

「就職浪人したいけど、奨学金の返済が不安で…」

 

あなたはこんな風に悩んでいませんか?

僕も就職浪人をしたので、あなたの不安な気持ちはよく分かります。

この記事では、就職浪人をする際に気になる「年金」「親への報告」「奨学金」「扶養」に関してまとめています。

現実的な問題として無視はできないので、就職浪人をするなら理解しておいてください

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就職浪人は、追加の学費がかからないことだけが唯一のメリット

 

たくさんのデメリットがある就職浪人ですが、もちろんメリットもあります。

それは「追加で支払う学費がいらない」ということ。

就職浪人は、ふつうに大学を卒業して就活をするので、学費に関しては何ひとつ気にする必要がないんですよね。

大学の学費ってかなり高いですから、追加出費を避けられる就職浪人は魅力的ですよね。

 

就職留年の場合は、追加の学費がかかってしまう

 

一方、就職浪人と比較されることが多い「就職留年」という選択肢もあります。

もう一度新卒として就活をするために、あえて大学を留年するというものですが…

就職留年の場合は、追加で1年分の学費がかかってしまうという大きなデメリットがあります。

 

その点、就職浪人はそのまま大学を卒業して就活をするので、追加の学費が全くかかりません。

私立大学にもなると、1年間で100万円近くの学費がかかるので、追加学費のいらない就職浪人は魅力的ですよね。

 

と言っても、就職浪人をえらんだ場合でも注意しておきたい金銭的問題が4つあります。

就職浪人をするかどうか迷っているのなら、これらのデメリットがあることも理解しておいてください。

 

また就職浪人が就活にどう影響してくるのかについてまとめたので、下の記事も参考にしてみてください!

>>就職浪人は不利なのか?メリットデメリット&採用への影響

 

①就職浪人は学生ではないので、年金免除(学生納付特例制度)はない

 

就職浪人をしてまず気になるのが「年金」に関することです。

毎月約16000円の掛け金を支払うことが義務付けられているので、就職先がない就職浪人生も当然支払う必要があります。

 

学生時代は「学生納付特例制度」という制度によって、支払いを延期できました。きっとあなたも特例制度を使って、年金保険料の支払いを延期してきたのでは?

しかし、「就職浪人=既卒」ということで、就職浪人の場合は学生納付特例制度を使うことができません。

なので、基本的には毎月約16000円のお金を支払う必要があるわけです…

 

保険料免除制度や納付猶予制度はあるので、そっちを使おう

 

と言っても、年金の支払いがどうしても難しい場合には、「支払いの猶予」や「支払いの免除」を申請することもできます。

・年金保険料の免除を依頼する「保険料免除制度」

・年金保険料の支払い猶予を依頼する「納付猶予制度」

 

学生限定の納付猶予制度は使えませんが、国民全員の認められた制度なら使えるということですね。

もちろん、これらの制度を使いたい場合は申請する必要があります。また申請したとしても必ず認められるわけではありません。

ただ、安定した収入がないまま就職先を探している就職浪人生の場合は、普通に年金保険料を支払うのは難しいと思います。

なので、とりあえず制度の申請をしてみるのがオススメです。申請するのは自由ですからね!

 

年金免除の申請をするメリット

 

ちなみに、年金免除や年金猶予の申請をせず、未納のまま過ごしていると大きなリスクがあります。

例えば、未納の状態で大きな事故などに合い身体的な障害を負うことになっても、年金が未納状態なら一切の手当てが出ません。

日本では障害を負った方に対しては障碍者年金という手当がありますが、未納ならその対象から外れてしまうということですね。

 

就職浪人として就活し就職するまでの約1年の間に、大きな事故にあう可能性がないとは言い切れないですよね。

「どうせすぐ就職先が見つかるだろう」という軽い気持ちで、年金保険料を未納のまま放置するのはやめましょう。

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②就職浪人することを親や友人に報告する必要がある

 

就職浪人することを親や友人に報告しないといけないも、地味に嫌なデメリットですよね。

就職浪人をする以上、親や友人に報告しないわけにはいきません。まあ友人の場合は応援してくれるのが大半だと思いますが…

親の場合は、そう簡単にはいかないですよね。就活事情への理解がある親ならいいですけど、厳しい親の場合はなかなか認めてくれないケースもあると思います。

僕自身、就職浪人することを親に伝えたときは、納得してくれるまでかなりの時間がかかりました

あなたの親御さんはどんな感じですか?

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親からは反対されたり、金銭的支援がまったくないケースも

 

僕が親に「就職浪人をしてもう1度就活をする」と伝えたときは、かなり反対されました。

最終的には、「就職浪人に関して必要になる費用をすべて自分で出す」という条件で、就職浪人することを認めてもらいました

「子どもが就職浪人するのは賛成ですか、反対ですか」というアンケートに対して、反対派が8割だったので、基本的には厳しい親がほとんどかもしれませんね。

 

もしアナタが「就職浪人として就活をする1年間は、金銭的なサポートをしてあげる」という、理解ある親御さんをお持ちなら、かなり感謝したほうがいいですよ!

 

③就職浪人をしていても、奨学金返済の義務はある

 

「就職浪人中って、奨学金の返済はどうなるの?免除されるの?」という疑問もありますよね。

結論から言うと、「就職浪人中でも当然、返済の義務があります」

大したバイト代もないのに、そこから毎月奨学金の返済をしていくのは、正直言って地獄ですよね…。

 

奨学金の返還免除や期限猶予の申請をしよう

 

でも安心してください。基本的にはどんな奨学金でも、返済を猶予してくれる制度があります!

日本学生支援機構の文章を引用します

災害、傷病、経済困難、失業などの返還困難な事情が生じた場合は、返還期限の猶予を願い出ることができます。そのような状態になった場合は、延滞する前にすみやかに手続きをおこなってください。
申請にはマイナンバーおよび所定の書類の提出が必要です。審査により承認された期間については返還の必要がありません。適用期間後に返還が再開され、それに応じて返還終了年月も延期されます。 ただし承認されない場合は返還を継続する必要があります。

返還期限の猶予は、一定期間返還期限を延期する制度であり、返還すべき元金や利息が免除されるものではありません。

引用元:日本学生支援機構

 

奨学金の返還を猶予する条件として、「失業などで返還が困難な場合」というものがありますよね。就職浪人もこれに当てはまります。

「就活しながら就活用のお金をバイトで貯めている」という人には、奨学金の返済はほぼ不可能だと思います。でもそのまま放置したら延滞してしまいますよね。

延滞してしまうと、督促の電話がきたり延滞金を支払う必要があるので、しっかりと返還の猶予を申請しましょう

 

④就職浪人をして、生活費の負担増に備えてバイトするのはいいけど、扶養の条件には気をつけよう

 

扶養の条件も、就職浪人をするならチェックしておきたいです

就職浪人って、いろいろとお金が必要になりますし、時間もたっぷりあるのでバイトするのにもってこいなんですよね。

でも、何も気にせずバイトしまくってると、後から税金や保険料で痛い目を見るかもしれませんよ…

あなたは大丈夫ですか?

 

給与所得の場合、103万円を超えたら扶養から外れます

 

ちなみに、給与所得の場合は103万円を超えたら扶養条件から外れます。

要するに、「アルバイトなどで103万円以上稼いだら、親の扶養から外れてしまう」ということです。

扶養から外れると、親の所得税負担が大きくなったり、自分で健康保険料を負担する必要があったりと、何かと面倒なことが多いです。

 

どうしても自分で学費を出すために103万円以上稼ぐ人なら仕方ないですが、「時間もあるしバイトしまくろう!」みたいな考えて稼ぎすぎるのは危険です。

また、バイトしすぎて、就活を適当にしてしまったら元も子もないですからね(笑)

基本、就活を続ければ続けるほどお金がかかって、結果的にバイトを増やさないといけないです…。できるだけ早めに就職先をゲットするのが安心できますよ!

 

就職浪人はメリットもあるけど、いろいろ面倒なことも多い!

 

就職浪人は、納得がいくまで就活ができるし、追加の学費がかからないというメリットはありますが…

この記事で書いたように、就職浪人は金銭面でいろいろと面倒なことが多いです。

就職浪人を避けられる選択肢を知りたい方は、下の記事を読んでみてください。

>>就職浪人は新卒扱いされない?就職浪人を回避するための選択肢5つ

 

就職浪人した人向けの就活サイトをまとめた記事も書いているので、ぜひ参考にしてみてください!

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就職浪人をする際の、理想的な過ごし方・やるべきことについてまとめたので、下の記事も参考にしてみてください!

>>就職浪人後、既卒として就活するときの対策 ~就活のやり方&やるべきこと~