「就職浪人が不利になるって本当…?」
「就職浪人をえらぶメリットとデメリットが分からない…」
「就職浪人したら、採用にはどう影響するの…?」
あなたは、こんな風に悩んでいませんか?
結論から言うと、就職浪人は新卒に比べて不利になります。ただ、デメリットばかりではなく、就職浪人をするメリットもあります。
この記事では、「就職浪人が就活にどう影響するのか」という点に着目して、解説しています。
よく分からずモヤモヤしていた気持ちがすっきりすると思いますよ!
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記事の目次
就職浪人が不利になる理由&採用への影響
まずは、「就職浪人がなぜ不利になるのか、採用にどう影響するのか」について見ていきますね
新卒扱いされないから
就職浪人が不利になる第一の理由として、「新卒扱いされない」ことがあります
今の就活現場では、なんだかんだで新卒第一主義があるので、新卒がかなり有利です
例えば、新卒向けの就活サイトの中には、就職浪人の人が使える機能を制限しているものもあります。
残念ながら就職浪人は、新卒ではないという時点でかなり不利になります。
選考基準が高くなりがちだから
また、「新卒時代に比べて選考基準が高くなりがち」というのも不利な要素です。
就職浪人の人、すなわち既卒の中には、すでに会社で働いた経験がある人もたくさんいます。
すでに社会人経験がある人たちとも、少ない採用枠を争うことになるんですね。
となると、社会人経験のない就職浪人は不利になってしまいます。
キャリアセンターや就活サイトのサポート支援が受けれないから
卒業した学生に対して、キャリアセンターがサポートしてくれない場合があるのも、不利になるポイントです
大学としては、もう卒業した学生に対して支援をする理由もないですから、仕方ないかもしれませんが、就職浪人生にとっては痛い問題です。
僕自身、卒業した大学のサポートは受けれませんでした。
もちろん大学にもよると思いますが、卒業した就職浪人生に厳しい大学もあることを覚えておきましょう
採用担当者からの印象が悪く、評価されにくいから
就職浪人した人に対して、採用担当者が抱く印象がよくない点も、不利になるポイントです
採用担当者からすれば、「1年目の就活で内定がもらえなかった人」というイメージがどうしてもついてくるので、仕方ないかもしれません。
僕自身、全く同じ能力値の「新卒」と「就職浪人生」がきたら、新卒を取ると思います。
「就職浪人したってことは、どこか大きな欠点があるのでは?」と思われてしまいがちなので、不利ですね…
就活仲間がいないので、情報が入ってこないから
就職浪人すると、入ってくる就活情報が少なくなってしまうというのも、辛いポイントです
同級生たちはもう就職をしているので、友人から情報をもらうのは期待できません
かといって、就活情報をもらうためだけに、1学年下の友人を作れるかというと「うーん…」という感じですよね(笑)
就活は履歴書の書き方やESの書き方など、情報の有無が結果を左右するので、就職浪人は不利になりますね
一度受けた企業に再エントリーしても受かりにくいから
これは悲しいことですが、「一度落ちた企業に再エントリーしても、受かりにくい」という点があります
「どうしても行きたい会社があるから、就職浪人してもう一度うける!」という人も多いと思いますが…
企業側からすると、昨年の就活で落としている学生を相手に、選考の時間を割くのはもったいないですよね。
「昨年の就活で落ちているから、何かダメなポイントがあるんだろう」と思われてしまっても、仕方ないです
モチベーションの維持が難しいから
就職浪人が不利になる理由として、「就活までのモチベーション維持が難しい」というのもあります
就職浪人を決めたときは、「もう1年時間ができた!」という安堵感もあるんですよね。
でも、就活用のお金を稼ぐためにバイトをしていると、「もう、このままでもいいかな…」と甘えてしまうことがあります。
僕自身、なんども就活を投げ出しそうになりました。
「絶対に投げ出さないぞ」という強い意志がある人じゃないと、就職浪人はうまくいかない可能性が高いと思いますね
ここまで、「就職浪人がなぜ不利なのか」について書いてきました。
就活で不利になる就職浪人になることを避けられる選択肢を5つ紹介した記事も、参考にしてみてください!
>>就職浪人は新卒扱いされない?就職浪人を回避するための選択肢5つ
就職浪人のメリット
当然ですが、就職浪人はデメリットばかりではありません。メリットもあります。
僕自身が体感した「就職浪人をするメリット」を2つあげておきます。
納得いくまで就職活動できる
まず、「納得がいくまで就職活動ができる」というメリットがありますね
就職浪人する人だって就職先を選ばなければ、ブラック気味の会社とかなら入れたはずです。
でもそれでは納得ができないから就職浪人するわけですよね。そういう意味では、納得いくまで就活できるのは、就職浪人の大きなメリットだと思います
じっくりと考える時間や、自分を磨く時間が手に入る
もう1つのメリットは、「時間が手に入る」ことです。
就職浪人をするということは、1年間(実際には9か月ほど)の余裕ができるわけです。
この時間を使って、将来についてじっくり考えたり、自分に足りないスキルを磨いたりできるのは、就職浪人の大きなメリットです
僕は大学の単位を取り切っていたので、完全にフリーな時間が手に入りました。志望業界でアルバイトできた経験は大きかったですね。
「時間が手に入る」というのは、就職浪人をする理由の1つになりますね
就職浪人として就活をする際の、理想的な過ごし方についてまとめた記事も、参考にしてみてください!
>>就職浪人後、既卒として就活するときの対策 ~就活のやり方&やるべきこと~
就職浪人と就職留年との違い
もしかしたらアナタは、「就職浪人と就職留年って何が違うの?」と考えているかもしれません。
そこで、実際に就職浪人を経験した僕が、両者の違いを分かりやすく解説しておきます!
といっても、就職浪人と就職留年の違いは、学歴と学費の2つだけです。
卒業して就活するのが就職浪人、あえて留年して就活するのが就職留年
就職浪人と就職留年の違いは、「大学を卒業して就活するか、大学に残って就活するか」です。
「卒業した後どこにも就職せず、就活をするのが就職浪人」で、「あえて大学を卒業せず、学生として就活をするのが就職留年」です
新卒の方が就活では有利なので、「あえて大学を留年して、もう一度新卒として就活しよう」と考えた人が、就職留年という選択肢を選ぶわけですね
追加の学費は必要ない就職浪人、追加の学費が必要な就職留年
ただ、就職留年もメリットだけではありません。
あえて大学を留年するので、追加の学費がかかってしまうというデメリットがあります。
大学にもよると思いますが、私立大学なら100万円ほどの学費が追加でかかってしまうケースもあります。
一方、就職浪人の場合は普通に大学を卒業しているので、追加の学費はかかりません。まあその分、既卒(すでに大学を卒業した人)として就活をするわけですが…
要するに、「新卒としての立場を維持するために、追加の学費を払うのかどうか」という話ですね。
もちろん、就職留年だってストレートの学生よりは不利になるので、どっちにしろ不利なのですが…
その他、就職浪人を選んだ際に知っておきたい現実についてまとめた記事も、参考にしてみてください!
>>就職浪人を経験した僕が伝えておきたい現実【年金・親・奨学金・扶養・学費】
面接で「なぜ就職浪人したのか?」と聞かれた時の対策
ちなみに、就職浪人した学生が面接に行くと、「なぜ就職浪人したんですか?」と必ず質問されます。僕も、面接まで行けた会社では、必ず聞かれました。
最初の頃はうまく答えられず、就活の結果もダメダメでした。
ただ、就職エージェントの人にアドバイスをもらってから、答え方を変えたらいい結果が出始めたんですね。
ということで、その時に聞いたアドバイスをそのまま伝えておきます!
就職浪人を選んだ理由をきちんと説明して、採用担当者に理解してもらうのが重要
まず、就職浪人した理由をきちんと伝えるのが、最低限のマナーだと教わりました。
僕としては、就職浪人をしたというポイントに負い目を感じていたので、「バレなきゃいいな…」という感覚で面接に挑んでました。
なので、実際に質問されたらなんて答えたらいいか分からなくなっちゃってたんですよね。
でも就職浪人をした以上、この質問は避けれません。絶対に聞かれると分かっているので、前もって答えを練っておくのがオススメです
素直に自分が失敗した理由を認め、反省していると伝える
答え方を具体的に言うと、「素直に自分の悪かったポイントを認めて、今は反省してます」という流れが理想的だそうです。
「なぜ失敗したのか」を自分で考えて、それを反省しているというのが高評価になるらしいですね。
実際、この答え方をしたときは、それ以上就職浪人について突っ込まれませんでした
「失敗した理由を自分で認めて、反省していることを伝える」という流れです!
就職浪人を決めたあと、どのような対策・改善に取り組んだのかを伝えるのも重要
あと、「反省した後、どのように行動を改善したのか」を伝えるのも重要だと言われました。
確かに、反省したところで行動が変わらなかったら意味ないですからね(笑)
就職浪人をきめた後、就職するためにどんな改善をしたのかを伝えたら、かなり高評価だそうです。
どんな行動改善ができるか、について下の見出しで解説します
志望する業界でインターンをしたり、必要になる資格を取得するなど
例えばですけど、「志望業界を理解するためにインターンをしてみる」ことや、「入社後に必要となる資格を前もって勉強してみる」などが考えられます
僕自身、志望業界でアルバイトできる求人を探して、実際に働きました。
面接ではその経験を伝えることで、「本当にこの会社に入りたいんだ」という思いを面接官に理解してもらえたと思います
面接で「なぜ就職浪人したのですか?」と聞かれたときの対策をまとめると
①まずは自分が悪かったことを認め、反省していると伝える
②就職浪人を決めた後、どんな風に行動を変えたのかを伝える
という流れが理想的です!
就職浪人はたしかに不利!でもきちんと対策したら内定ゲットは可能です!
この記事で見てきたように、就職浪人は新卒就活にくらべて確かに不利です。
ただ、きちんと対策をすれば普通に内定がもらえることも分かってもらえたと思います。
「就職浪人したくない新卒学生向け」の就活サイトをまとめたので、下の記事も参考にしてみてください!
>>就職浪人したくない!今年の就活で内定をゲットしたい新卒就活生におすすめの就活サイト
「就職浪人した人向け」の就活サイトをまとめた記事も、参考にしてみてください!